洋画家 吉村郁夫画集
パリの街角をテーマに絵と向き合ってきた吉村。
路地裏の壁、小路の石畳み、カフェやビストロを暗褐色の一見薄汚れた色調の中に、建物の歴史、経年変化をも匂わせる。晩年は熊本県阿蘇郡小国町の自然豊かな場所に櫟の森美術館を建て、暫し芸術活動を楽しんだが、2007年に亡くなる。
吉村の代名詞は、ナイフと手による作業。それは絵を描くいうよりも、絵を建てると言っても良いだろう。激しく息遣いが聞こえてきそうな吉村の最初で最後の画集です。
サイズ 285mm×285mm
ページ 70頁 カラー47ページ
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プロフィール
1946福岡県春日市に生まれる
1966九州芸術学院修了(現九州造形短期大学)
1970九州産業大学芸術学部美術学科卒業
1975第15回蒼騎会展く炎馬
OZ氏賞受賞、蒼騎会会員推挙
1979第19回蒼騎会展
蒼騎会賞受賞、OZ氏賞受賞
1980吉村郁夫展ギャラリー五代企画
1985第25回蒼騎会展
文部大臣賞受賞
1991安井賞展ノミネイト出品
1992<飛鳥時代瓦制作風景>1.5m×4.5m制作
春日市ウトグチ遺跡壁画
現代作家精鋭展
く街 in paris>2273mmX1,818mm奇託
春日市役所新庁舎1階ロビ
1993個展ギャラリーおいし
安井賞展ノミネイト出品
1994安井賞展ノミネイト出品
1995第35回蒼騎会展
東京都教育委員会賞受賞
安井賞展ノミネイト出品
1998阿蘇郡小国町麻生鶴高原に櫟の森美術館建設
設計桂英昭
1999安井賞展ノミネイト出品
個展ギャラリーおいし
2000小国町文化功労賞
2007 享年60歳
作品
学校法人冨永学園所蔵
ホテル日航福岡ロビー
横浜中華街慶華飯店
JR九州ホテル熊本ロビ
春日市奴国の丘歴史資料館エントランスホール
森田コレクション所蔵黄色い花
個展
ギャラリーおいし(1983-2003)